2016 / by Yuki Takai

shutterstock_119460445.jpg

日常に飲み込まれて忘れてしまわないうちに、今年もちょっとだけ振り返りと抱負めいたものを書き留めておこうと思う。

3年1周期の最終年として2015年に掲げた抱負のひとつは、「改めて足元を踏み固めて土台を積み上げ、ひとつここまで来れたなと納得できるように仕事をする」こと。
何か分かりやすい結果だとか目に見える成果が出せたわけじゃないし、いつだって満足できる仕事ばかりじゃないけど、プロジェクトの規模も難易度も上がっていく中で、曲がりなりにも全部やりきってこれたことには、それなりの手応えを感じられたし、仕事したなって実感は持てた。

2016年もきっと相変わらず(そしてたぶん今まで以上に)難しいことや大変なことはあるだろうし、もしかしたら周りからは「なんでまたそんな大変なところへわざわざ」みたいに思われることもあるかもしれないけど、自分で必要な経験だ、自分がやるべきものだって選んで飛び込んでいるからそれは全然納得しているというか受け入れている。
たぶん大事なのは、正解のルートなんてものは存在しないとしても、選べる範囲で少しでも正しいと思える方向を自分で選択し続けていくっていう意識で、そう思えれば後悔なんてしないし、大抵のことは背負えるはず。まだ何が見えたわけじゃないけど、そうやって段々向かうべき方向に向いてきた気はしている。何となく。
仕事は全力最善を尽くすだけだから特に抱負にはしないけど、近いところでは、自分のためにも、今年はもっと組織やチームを良くすることや、価値を可視化することの力になれたらいいなと実は思っている。

もうひとつ、2015年に立てた抱負は、「個人として向かいたい方向へハンドルを向けて、外に一歩足を踏み出す」ことだったけど、これは丸々宿題として持ち越してしまった。
この3年1周期という思い付きに沿えば、2016年は新しい3年周期の初年度になる。そう考えればこれはこれから始まる3年間で形にしていくことなんだと思う。そのためにも、今年はじっくり自分の中にあるものを棚卸ししてみたい。好きなもの、心動かされるもの。したいこと、やってみたいこと。できること、求めてもらえるもの。なりたかったもの、達成したいこと。思えばモデレーターイベントプロデュースも去年初めてできたことだし、少しずつ広がっているものは確かにある。

未来はいつだって、予想と違う方向や速さで拓ける。
また来年振り返ってこの一年が全然思っていたものと違っていたとしても、きっとそこに来てしまえば、不思議となるべきようになったような気がするもので、そういう運命論めいた何かをポジティブに受け入れながら、転がっていく2016年を楽しみにしたいと思う。

今年もよろしくお願いします。