2024 / by Yuki Takai

年末に行った台湾の羅東運動公園からの景色

あまり誕生日や年始に節目の意味を持たせたり抱負を立てたりしないので、2023年も相変わらず日々を過ごしていたらあっという間に過ぎ去ってしまったなと虚しくなりかけながらも、ここ数年を振り返ってみればちゃんとそれなりに歩みを進めているのが我ながら自分のいいところだと思う。

一昨年の6月にTakramにジョインしてから早くも一年半が経ったけど、幸いまだ新鮮にアンラーニングとラーニングを続けられている。

よく人は周りにいる人でつくられると言うけれど、環境が変わってもここはちゃんとバリューが出せるなと確認できたことも、これはもう一段気合い入れてレベル上げないといけないなと感じることも、いやこんなすごい人たちもいるんだなと脱帽することもあり、有り体に言ってとても健全な緊張感と刺激のある環境だ。

本やPodcastからのインプットも格段に増えたし、この歳になってもう一度成長のスイッチを入れられたのはありがたい。英語も少しずつ勉強し直し始めたし、年齢的なこともあってジムや整体での身体のメンテナンスにも気を使うようになった。

去年プロジェクトディレクターのライセンス取得も済ませたので、今度はよりプロジェクトを率いる中でのトライを重ねながら学びとバリュー還元のサイクルを回していきたい。

もう一足の草鞋であるSandSの方も面白い転がり方をし始めていて、2023年は奥大和で開催された芸術祭MIND TRAILでアーティストデビューを果たした。

個人的にはいちアートファンからコレクターになり、それからアーティスト野村康生さんとのユナイテッドという取り組みに発展したり、ロフトワークの最後の仕事では大丸松坂屋百貨店と一緒にアートプロジェクトARToVILLAを立ち上げたりと、それぞれは決して直接つながってはいないものの、とうとう自分たち自身がアーティストとしてクレジットされることになったのは感慨深くもあり愉快でもある。

これからさらにその方向に進むのか一度きりで終わるのかはまったく分からないけど、いずれにせよ今年も面白い方向に転がってくれたらいいなと思う。

プライベートでは、これもまた乗りと勢いとある程度の計算の結果、11月に長野に土地を購入したのもひとつのイベントではある。

まあ住むにしろ遊ぶにしろ先立つものがないのでいずれにしても今年というよりは早くても数年後にはなるけれど、約900平米弱のそこそこ広さのある区画になったので、どうするか考えるのを気長に楽しもうと思う。

まずは年始にひいた風邪を治すところから始めます。